衣服を作る

デザインを型におこす「パタンナー」と裁縫作業を行う「ソーイングスタッフ」について

パタンナー

パタンナーとは、デザイナーのデザイン画をもとに、洋服の型紙(パターン)をおこすスペシャリストです。

平面に描かれたデザインのイメージを、実際に着られるシルエットに仕上がるように型紙をおこします。パタンナーの技術は年々進歩しており、最近ではコンピュータによって型紙をおこす企業がほとんどになってきました。

大量生産できる洋服のパタンナーを行うことが多いので、製品の仕上がりや、出来上がってから採算が取れるかどうかなどは、パタンナーの役割に深く関わっています。日ごろから、ファッションの感性を磨いておくことが大切です。

パタンナーになるには、服飾関係の専門学校や短大、大学などで専門知識や技術を学んだあとで、就職する人がほとんどです。就職先には、アパレルメーカーやファッション企画メーカー、サンプルメーカーなどがあります。

採用試験に実技を取り入れている会社も多いようです。経験を積んでいき、フリーのパタンナーになる人もいます。

資格には、パターンメーキング技術検定試験があり、取得することによって就職に有利になります。パターンメーキング技術検定試験は、パターン技術者やデザイナーの就職の際に、身につけておくべき製図やパターンメーキングの知識と技術を認定する試験です。

資格名

パターンメーキング技術検定試験

分類

民間資格

受験資格

特になし

試験内容

<1級>実技試験
<2級>

  • 筆記…アパレル企業におけるパターンメーキング、グレーディング、マーキング等。
  • 実技…フラットパターンメーキングまたはドレーピングのいずれかの方法でパターンを完成させる。主な出題はジャケット。

<3級>

  • 筆記…ファッション業界、アパレル企業に関する知識、パターンメーキングの用語、基本寸法等。
  • 実技…フラットパターンメーキングまたはドレーピングのいずれかの方法でパターンを完成させる。主な出題はブラウス。
試験日

<1級>東京8月、大阪9月
<2・3級>筆記6月、実技9月

試験料

<1級>15,000円
<2・3級>筆記5,000円、実技7,000円

試験地

<1級>東京、大阪
<2・3級>各都道府県

合格率

<1級>10%
<2級>25%

問合せ先

(財)日本ファッション教育振興協会 03-3354-5021

ソーイングスタッフ

ソーイングスタッフとは、衣服や布製品の小物の裁縫を行うスタッフです。大量生産される衣服から、ショーや展示会に利用されるサンプル衣装、オーダーメイドの服など様々な分野の衣服を作成します。

取り扱う布製品には、バッグやアクセサリーなどがあります。布製品が出来上がる流れには、デザイナーによるデザインをパタンナーが型紙化し、カッターと呼ばれる職人が裁断した布を、ソーイングスタッフが縫い合わせていく共同作業によって作成されます。

技術や経験によって、洋服の襟や袖といったパーツを縫い合わせる担当を行ったり、オートクチュールやブランド衣服を任せたりします。

ソーイングスタッフになるには、ファッション・服飾関係の大学・短大・専門学校で、裁縫やパターンメイキング技術、素材の知識を身につけたあと、就職するのが一般的です。

ソーイングスタッフの職場には、アパレルメーカーや洋服店、裁縫メーカー、裁縫工場、服飾デザイン事務所などがあります。ファッションに興味があり、手先が器用で、細かい作業が手際よくこなせる人がソーイングスタッフに向いているでしょう。

またアパレルメーカーでは、納期に間に合わせて仕上げなければならないことが多いので、体力や責任感も必要になります。